LEARN 03 · EQUIPMENT & PACKING

サーフィンに必要な道具と持ち物。

道具を買う前に、まずは一度、
海で体験してみる。

最初の数回はスクールやレンタルで大丈夫。 最低限必要な道具から、季節ごとにあると便利なものまで、順番に紹介します。

初心者向け 読了 約14分

サーフィンを始めようと思ったとき、最初に迷うのが道具です。

サーフボード、ウェットスーツ、リーシュコード。ショップへ行けばたくさんの商品が並んでいますが、初心者のうちからすべてを揃える必要はありません。

最初の数回はスクールやレンタルを利用して、自分がどのくらい続けたいのか、どんな海へ通うのかを確かめてから買うのがおすすめです。

道具は、海へ行きながら少しずつ選べばいい。まずは全体を、さらっと見ていきましょう。

01

SURFBOARD

まずは、
サーフボード。

当然ですが、サーフィンの中心になるのがサーフボードです。ただし、サーフボードなら何でもいいわけではありません。

長さや形では、ロングボード、ミッドレングス、ショートボードなどがあります。これとは別に、表面や芯材が柔らかいソフトボードもあります。

初心者の場合は、体格に合った、幅と厚みがあって浮力の大きいボードから始めるのがおすすめです。安定しやすく、パドリングや波をつかむ感覚を覚えやすくなります。

スクールでは、ソフトコアや柔らかいフィンを備えた大きめのボードがよく使われます。硬いボードより衝撃を抑えやすい一方、人に当たれば危険なので、周囲との距離とボードの管理は必要です。

最初から憧れだけで細いショートボードを買ってしまうと、なかなか波に乗れず、サーフィンそのものが嫌になってしまうこともあります。

まずは、波に乗る楽しさを知ること。

ボード選びは、そのあとでも遅くありません。レンタルでは通常フィンも付いていますが、自分のボードを使うときは、フィンの装着、緩み、破損も入水前に確認しましょう。

02

LEASH

リーシュコードは、
必ず付ける。

リーシュコードは、後ろ足(軸足)の足首とサーフボードをつなぐコードです。波に巻かれてボードから落ちたとき、ボードだけが遠くへ流されるリスクを下げる、基本的な安全装備です。

ただし、リーシュを付けているからボードを放しても安全、というわけではありません。

波の力でボードが引っ張られたり、伸びた先で誰かにぶつかったりすることもあります。周囲に人がいるときは、できるだけボードを自分でコントロールしましょう。

リーシュコードは消耗品です。長く使っているものや傷んでいるものは、コードだけでなく、足首のカフ、接続部、リーシュストリングまで海へ入る前に確認します。

リーシュは命綱ではなく、切れることもあります。自分のボードと波の条件に合うものを選び、泳力と無理をしない判断も忘れないようにしましょう。

03

WETSUIT

ウェットスーツは、
季節と海で変わる。

日本で一年を通してサーフィンするなら、ウェットスーツは重要です。海水温は季節や地域で大きく変わるため、同じスーツを一年中使うのが難しい場所もあります。

季節名はあくまで目安。実際の水温、気温、風、海へ入る時間、自分の寒さへの強さ、そして身体へのフィットで必要なタイプや厚さは変わります。

暖かい時期は、水着だけで入れる日もあります。ただし、地域や天候によっては夏でも身体が冷えます。タッパー、ベスト、薄手のウェットスーツなどを使う人もいます。

春・秋

水温や気温が低くなる時期は、腕や脚まで覆うフルスーツを使うことが多くなります。風が強い日は、海から上がったあとの防寒も大切です。

冬は、より保温性の高いウェットスーツが必要です。地域によっては、サーフブーツ、グローブ、ヘッドキャップなども使います。

初めて買うときは、普段入る予定の海と季節を伝えて、サーフショップやスクールで相談するのがおすすめです。

04

SWIMWEAR

ウェットスーツの下に、
水着。

ウェットスーツの下には、水着を着ておくと便利です。ショップや駐車場でウェットスーツへ着替えるときも、水着を着ていればスムーズです。

サーフパンツ、水着、サーフィン向けのインナーなど、形に決まりはありません。サーフィンでは身体を大きく動かすため、海の中でずれにくく、自分が動きやすいものを選びましょう。

05

SURF WAX

足元を滑りにくくする、
ワックス。

サーフボードの表面は、そのままだとかなり滑ります。そこで使うのがサーフワックスです。ボードへ塗ることで、テイクオフしたときに足が滑りにくくなります。

サーフワックスには、暖かい海向け、標準的な水温向け、冷たい海向けなどがあります。季節や地域に合わないものを使うと、柔らかくなりすぎたり、硬すぎたりします。

呼び方や適応温度はメーカーごとに違うため、パッケージの適応水温を確認しましょう。ソフトボードには専用品を使う場合や、ワックスが不要な設計もあります。ボードやレンタル先の案内を優先してください。

06

SUN CARE

海の日は、
日焼け止めを。

海の上では、直射日光、水面からの反射、長時間の屋外滞在が重なります。曇っている日でも紫外線を受けるため、日焼け止めを持っていく習慣をつけておくと安心です。

顔、鼻、頬、耳、首は忘れやすい部分です。SPF・PAに加え、海ではUV耐水性の表示も確認し、製品の説明どおりに使いましょう。唇にはSPF表示のあるリップを使います。長く海へ入る日は一度岸へ上がり、必要に応じて塗り直しましょう。

海へ入る前と上がったあとのケアは、SURF CAREでも紹介しています。

SURF CAREを見る →
07

AFTER SURF

タオルと、
帰りの着替え。

サーフィン後は、当然びしょ濡れです。大きめのタオルを一枚持っていきましょう。

身体を覆えるお着替えポンチョも便利です。駐車場などでも比較的着替えやすく、冬場は防寒にもなります。

海から上がったあとに着る、下着、Tシャツ、パンツ、靴下なども忘れずに。意外と多いのが、海の準備は完璧なのに、帰りの下着を忘れるというケースです。

08

SANDALS

海まで歩きやすい、
サンダル。

海へ行くなら、サンダルがあると便利です。砂浜を歩きやすく、濡れても気になりません。

特に夏の砂浜や駐車場はかなり熱くなることがあります。高価なものは必要ありません。気軽に洗えて、濡れても問題ないものを一足持っておきましょう。

09

HYDRATION

忘れずに、
飲み物。

サーフィン中は、思っている以上に体力を使います。特に暑い日は、脱水や熱中症にも注意が必要です。

海へ入る前と上がったあとに水分を取れるよう、水やスポーツドリンクを用意しておきましょう。

夢中になって長く海へ入る日は、途中で岸へ上がって休憩と水分補給を。暑い日や汗を多くかいたときは、飲み物や食事で塩分も補います。

10

WET GEAR

濡れたものを入れる、
バッグやバケツ。

サーフィンを続けるようになると便利なのが、大きな防水バッグやバケツです。

海から上がったあとのウェットスーツは、水をたくさん含んでいます。そのまま車へ積むと、車内が濡れてしまいます。

大きめのバケツや防水バッグがあれば、濡れたウェットスーツをそのまま入れて持ち帰れます。バケツの中でウェットスーツを脱げば、砂やアスファルトへ直接置かずに済みます。

11

RINSE WATER

シャワーがなければ、
ポリタンクの水。

シャワーがないサーフスポットでは、ポリタンクに水を入れて持っていくと便利です。

サーフィン後に、身体、足、ボード、ウェットスーツについた海水や砂を軽く流せます。車で海へ通うようになると、かなり出番の多いアイテムです。

冬は、熱すぎないぬるま湯があると助かります。ただし、熱湯はやけどの原因になり、ウェットスーツの素材や接着を傷めることもあります。容器とウェットスーツの表示に従って使いましょう。

12

BY SEASON

季節ごとの
持ち物。

必要なものを、ざっくり季節ごとに整理します。水温や天候には地域差があるため、当日の海と現地の案内を優先してください。

  1. 01

    持ち物:サーフボード(フィン付き)、リーシュ、水着、必要に応じて薄手のウェットスーツやタッパー、適応水温のワックス、日焼け止め、SPFリップ、タオル、サンダル、飲み物、着替え。

    ポイント:紫外線と脱水対策を意識します。長く入る日は、途中で休憩を。

  2. 02
    春・秋

    持ち物:サーフボード(フィン付き)、リーシュ、海の条件に合うウェットスーツ(フルスーツなど)、適応水温のワックス、日焼け止め、タオル、お着替えポンチョ、サンダル、飲み物、着替え。

    ポイント:日による気温差が大きいため、海から上がったあとの防寒着があると安心です。

  3. 03

    持ち物:サーフボード(フィン付き)、リーシュ、冬の海に合うウェットスーツ、必要に応じてブーツ・グローブ・ヘッドキャップ、適応水温のワックス、日焼け止め、タオル、お着替えポンチョ、防寒着、ぬるま湯、飲み物。

    ポイント:海へ入っている時間だけでなく、上がったあとの寒さへの準備も大切です。

START LIGHT

最初から、
全部買わなくていい。

ここまで読むと、「結局かなり道具が必要なのでは?」と思うかもしれません。でも、サーフィンを始める段階では、そんなに心配する必要はありません。

初心者向けスクールなら、サーフボード、ウェットスーツ、リーシュコードをレンタルできることが多いため、最初に自分で用意するのは、この6つくらいでも十分です。

  • 水着
  • タオル
  • 着替え
  • サンダル
  • 日焼け止め
  • 飲み物

レンタルの内容やサイズ、ワックスの有無はスクールごとに異なります。予約するときに確認しておきましょう。

何度か海へ行って、「これからも続けたい」と思ったら、少しずつ自分の道具を揃えていけばいい。最初に買うなら、自分の身体に合うウェットスーツから検討するのもひとつの方法です。

ボードは、自分の体格、通う海、目指したいサーフィンが少し分かってからでも遅くありません。