LEARN 04 · WORDS & MOVES
初心者が覚えたい、サーフィン用語と基本動作。
言葉を少し知ると、
海の会話が聞こえてくる。
最初に覚えたい10個はカードで。 よく聞く言葉と動作は、4つの章に分けてさらっと紹介します。
サーフィンを始めると、聞き慣れない言葉が一気に増えます。
「パドルして」
「次のセット、乗ってみよう」
「ピークからテイクオフして」
「ゲットするときも、カレントに気をつけて」
最初は何を言っているのか、ほとんど分からなくて普通です。でも、すべての専門用語を覚える必要はありません。
まずは、スクールや海でよく使われる言葉と、基本となる動作を少し知っておけば十分です。カードをめくったら、そのまま下の記事を読んでみましょう。
QUICK STUDY
まずは10個。
カードで覚える。
カードを押すと、意味と海で聞く一言が見えます。
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01 PADDLINGパドル 意味を見る言葉に戻る
ボードの上で、腕を使って漕ぐ。海で聞く一言「パドルしてみよう」
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02 TAKE OFFテイクオフ 意味を見る言葉に戻る
波を捉え、滑り始めて立つ動作。海で聞く一言「今だ、テイクオフ」
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03 PEAKピーク 意味を見る言葉に戻る
波が最初に崩れ始める中心付近。海で聞く一言「あの辺がピークだね」
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04 SETセット 意味を見る言葉に戻る
まとまって入ってくる、少し大きな波。海で聞く一言「セット来た!」
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05 WHITE WATERスープ 意味を見る言葉に戻る
波が崩れたあとの、白い泡の部分。海で聞く一言「まずはスープで練習しよう」
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06 PADDLE OUTゲット 意味を見る言葉に戻る
波を越えながら、沖へ出ること。海で聞く一言「ゲットして沖へ戻ろう」
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07 CURRENTカレント 意味を見る言葉に戻る
海の中にある流れの総称。海で聞く一言「カレントに気をつけて」
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08 OFFSHOREオフショア 意味を見る言葉に戻る
陸から海へ向かって吹く風。海で聞く一言「弱いオフショアだね」
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09 ONSHOREオンショア 意味を見る言葉に戻る
海から陸へ向かって吹く風。海で聞く一言「オンショアで面がざわついている」
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10 WIPEOUTワイプアウト 意味を見る言葉に戻る
波に乗っている途中で転ぶこと。海で聞く一言「ワイプアウトしても落ち着いて」
BASIC MOVES
波に乗るまでの、
基本動作。
PADDLING
パドリング|ボードの上で漕ぐ
サーフボードの上にうつ伏せになり、クロールのように左右の腕で水をかいて進む動作です。略して「パドル」とも呼ばれます。
沖へ出るとき、波の位置へ移動するとき、波に乗るとき。海にいる時間のかなりの部分をパドリングして過ごします。
初心者は、腕の力だけで進もうとしてボードが左右にぶれがちです。速さよりも、ボードの中央でバランスを取り、周囲を見ながら真っすぐ進むことを意識してみましょう。
TAKE OFF
テイクオフ|波を捉えて立ち上がる
波に合わせてパドリングし、波の力で滑り始めたボードの上に立つまでの一連の動作です。
波を見つける → パドルする → 波に押される → ボードが走り始める → 立つ。焦って早く立つと波に置いていかれ、遅すぎると波に巻かれます。
大切なのは、力任せに立つことではなく、波がボードを押してくれるタイミングを感じること。「今だ」という感覚は、失敗を重ねるうちに少しずつ身体で分かるようになります。
RIDING
ライディング|波に乗っている状態
テイクオフしたあと、波の上を滑っている状態です。初心者のうちは、立ったまま真っすぐ岸へ向かうだけでも十分です。
少し慣れると、まだ崩れていない波の斜面を横へ走るようになります。「ライディングしている人の進路を空ける」とは、この走るラインを邪魔しないという意味です。
WIPEOUT
ワイプアウト|波に乗って転ぶ
初心者も上級者も、波に乗っていれば普通にワイプアウトします。サーフィンでは、転ぶこと自体が失敗というわけではありません。
水深が分からない場所へ頭から飛び込まず、水中では両腕で頭と顔を守ります。波に巻かれている間は慌ててもがかず、浮上するときも頭を守り、海面へ出たら周囲の人と自分のボードの位置を確認しましょう。
上手に乗ることだけでなく、安全に失敗することも技術です。海底や波で対応は変わるため、最初はインストラクターから安全な転び方を習ってください。
BOTTOM TURN
ボトムターン|波の下側から方向を変える
テイクオフして波の下側まで降りたあと、身体とボードを使って進行方向を変える動作です。横へ波を走るサーフィンでは重要ですが、最初から練習する必要はありません。
まずは、波を捉え、テイクオフし、安定して立つ。そこまでできれば十分です。
READ THE WAVES
波を読むための、
言葉。
PEAK
ピーク|波が崩れ始める場所
波が最初に崩れ始める中心付近をピークと呼びます。サーファーが一か所に集まっていたら、その周辺にピークがあることが多いです。
同じ波を狙う場合は、最もピーク側にいるサーファーが基本的に優先です。ただし、ピークへ近づけばいつでも乗れるわけではありません。すでに乗っている人や、テイクオフしようとしている人がいないか左右を確認します。
混雑したピークへ無理に入らず、最初はスクールで安全な場所を教えてもらいましょう。詳しくはルールとマナーの記事で紹介しています。
BREAK
ブレイク|波が崩れること
波が崩れることをブレイクといいます。「ビーチブレイク」「リーフブレイク」は、波が崩れる場所の海底地形を表す言葉です。
ビーチブレイクは海底が砂の場所。リーフブレイクは海底が岩やサンゴ礁などの場所です。
スクールが行われるビーチもありますが、砂底だから安全とは限りません。波の強さ、水深、カレントは日ごとに変わります。初心者はスクールや経験者と、その日の状態を確認しましょう。
SET
セット|まとまって入ってくる波
少し静かな時間のあと、比較的大きな波がまとまって来ることがあります。この波の列をセットと呼びます。
海では「セット来た!」「次のセットを待とう」といった会話をよく耳にします。ただし、セットの大きさ、本数、間隔はいつも同じではありません。決めつけず、沖と周囲を見続けることが大切です。
SWELL
うねり|遠くから伝わってくる波
うねり(スウェル)は、風で生まれた波が発生した場所を離れて伝わってきたもの、または風が弱まったあとにも残る波です。
まだ崩れていない沖のうねりは、浅い場所へ近づくと形が変わり、やがてブレイクします。「南うねり」「東うねり」は、うねりが入ってくる方向を表しています。
最初は、沖からやってくる水の盛り上がりが、やがて自分の乗る波になるくらいの感覚で大丈夫です。
WHITE WATER
スープ|崩れたあとの白い波
波が崩れたあとにできる白い泡の部分を、スープと呼ぶことがあります。現場でよく使われる呼び方で、英語では white water と表現します。
初心者の練習では、このスープがとても役立ちます。最初はスープの力でボードを走らせ、何度も立つ練習をする。それが、その先のサーフィンにつながります。
IN THE WATER
海の中を移動する、
言葉。
INSIDE / OUTSIDE
インサイドとアウトサイド|岸側と沖側
インサイドは岸に近い側、アウトサイドは岸から離れた沖側を表す相対的な言葉です。
初心者向けスクールでは、インサイドの小さな波やスープで練習することがあります。「もう少しアウトへ行こう」と言われたら、少し沖側へ移動するという意味です。
GETTING OUT
ゲッティングアウト|波を越えて沖へ出る
岸側から波を越えて沖へ向かうことを、ゲッティングアウト、略して「ゲット」と呼びます。英語では paddle out と表現するのが一般的です。
波に乗って岸へ近づいたあと、もう一度沖へ戻るのもゲット。次々に来る波を越えるため、初心者には波に乗ること以上に大変な日もあります。
初心者が自己判断で流れを近道に使おうとせず、スクールでその日の安全なルートを教えてもらいましょう。
DUCK DIVE
ドルフィンスルー|波の下をくぐる
沖へ向かう途中、正面から来た波の下へボードごと潜ってやり過ごす動作です。英語では duck dive と呼ばれます。
比較的沈めやすいボードで使う方法で、浮力の大きなソフトボードやロングボードは沈めにくく、波の越え方も異なります。自分のボードに合う方法をインストラクターに習いましょう。
周囲に人がいる場所でボードを放すのは危険です。
CURRENT
カレント|海の中の流れ
カレントは、海の中にある流れの総称です。岸に沿う流れや、岸から沖へ向かう流れがあり、沖へ強く流れる離岸流(リップカレント)もそのひとつです。
流れは目で分かりにくく、気づかないうちに入った場所から移動することがあります。海に入ったら岸の建物などを目印にし、自分の位置を何度も確認しましょう。初心者が自己判断でカレントを「沖へ出る近道」として使ってはいけません。
WIND & DIRECTION
風と方向を表す、
言葉。
OFFSHORE / ONSHORE
オフショアとオンショア|風の向き
オフショアは陸から海へ向かう風。弱いと波の面が整うことがあります。オンショアは海から陸へ向かう風で、波の表面が乱れやすくなることがあります。
ただし、オフショアならいつでも良い、安全という意味ではありません。風が強いと沖へ流され、岸へ戻りにくくなる危険があります。初心者は風向きだけで判断せず、スクールやライフセーバーへ確認しましょう。
FACE
面(フェイス)|波の滑る部分
まだ崩れていない波の斜面を、波の面やフェイスと呼びます。サーフィンに慣れてくると、このフェイスを横方向へ滑ります。
「面がきれい」「面が荒れている」という言い方もよくします。風が弱いときや弱いオフショアでは、波の面が整うことがあります。
REGULAR / GOOFY
レギュラーとグーフィー|波の方向と立ち方
この2つは、波の方向と自分のスタンスの両方に使われるため、最初は少し混乱しやすい言葉です。
波の方向:乗っているサーファーから見て右へ開く波はライト(レギュラーブレイク)、左へ開く波はレフト(グーフィーブレイク)。ビーチから見ると左右が逆に見えます。
スタンス:左足を前に置くのがレギュラースタンス、右足を前に置くのがグーフィースタンスです。
波の方向とスタンスは別の話です。どちらのスタンスでも、左右両方の波に乗れます。
LEARN BY FEELING
サーフィンは、
言葉より身体で覚えていく。
用語を覚えることは大切ですが、すべてを暗記してから海へ行く必要はありません。
「テイクオフとは何か」を何百文字読んでも、実際に波に押された瞬間の感覚までは分かりません。「パドル」という言葉を知っていても、自分の腕が思った以上に動かなくなる感覚は、海へ入って初めて知ります。
サーフィンには、頭で理解するだけでは分からないことがたくさんあります。
少しだけ言葉を知ったら、あとは海へ行ってみる。
分からない言葉に出会ったら、そのたびに覚えていけば十分です。